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使用予定のない色の商標についても出願・登録すべき?

制度・法律に関する質問

使用予定のない色の商標についても出願・登録すべき?

出願しようと考えている商標には様々な色を付けることができそうです。
私が使おうとしているのはある一色のものだけなのですが、他の色をつけた商標も出願しておいた方がよいのでしょうか?

まずは実際に使用する色の商標を登録することをお勧めします。

文字のみで構成される商標については、その色彩のみが異なるだけなら、赤だろうと緑だろうと、さらには白黒だろうと類似範囲に入る(商標権の効力が及ぶ)と基本的には考えてよいです。

一方、例えば、単純な図形からなる商標だと、色彩の重要性が高いため、色彩を変更しただけで非類似の商標と判断される場合があるので、注意が必要です。

つまり、登録する商標の色彩が異なるとその類似範囲が変動するのか否かの判断は、実際にはケースにより異なるので、ケースごとに判断する必要があります。

どの色の商標を登録すべきかを迷った場合、まずは実際に使用している(または使用する予定のある)色の商標を出願・登録することをお勧めします。
そうすれば、その商標を基にした類似範囲において他人の使用を排除することができるため、他人に同じような商標を使わせないという目的は達せられるでしょう。

もちろん使用予定のない色の商標についても安全のために出願・登録を図ることはできますが、出願や登録にはそれなりに費用もかかりますので、その部分は事業戦略などとの兼ね合いではないでしょうか。
商標は1つ登録しても後から別の色のものを出願することができますので、追々検討することも可能です。

回答日:2017年4月20日

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